これでiPhoneアプリが1000万本売れた
- 作者: 南雲玲生
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2011/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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iPhoneアプリは個人プログラマの副業なら儲かるが企業で開発すると赤字になることがほとんど……という論を覆す内容。以下気になった箇所を。
アプリを一週間で開発する。
というのは筆者の会社の場合。通常1〜2週間、長くて一ヶ月で開発するらしい。ソフトウェア開発のコストの多くは結局人件費なので素早く開発できれば回収できる可能性はそれだけあがる。当たり前だけどそれを実践してるのはすごい。
決断を企画者に一任する。
複数人で開発する場合は方向性がわかれたりいろんな人の承認が必要になり時間がかかってしまう。トップダウン的な判断者の存在により開発が圧倒的にスピーディーになる。
開発は3人1チームで行う。
「プランナー兼ディレクター」「デザイナー」「プログラマー」。少人数で開発することもスピードアップに不可欠。個々人の負担は大きくなるが、その分モチベーションもあがる。
設計段階で画面遷移を少なくする。
iPhoneで人気のある多くのアプリはシンプルなもの。そのシンプルなアプリを作る上で画面は少ないほうがいいし開発工数も減らせるというわけだ。
他にも細かいノウハウがいろいろ書いてあるけどやはりこの開発スピードを維持するための体制づくりの部分が面白かった。筆者の会社アピールがやや多い気がするけどそこはまあ。