ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと

ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと


コードが出てくる本だと勝手に思ってましたがそうではなかった様子。
ちょっと引用、「ソフトウェア/アーキテクチャーが倫理的な意味を持つことを考えよ」から。

たとえば、私が自分の店に看板を付ける場合のことを想像してみてください。地上から1.5mくらいのところに看板を取り付けて、歩行者がかがんだり、よけて通ったりしなければならなくなってもよいと思いますか。私としては、はしごも踏み台も使わずに看板を取り付けられるので楽です。歩道をふさいでしまうわけでもありません。店の前を通るすべての歩行者から2秒ずつを奪う代わりに、私は看板の取り付けにかかる時間を1時間節約することができます。時間がたつにつれて、2秒の迂回をさせられた人たちが費やした時間の総合計は、私が節約した1時間の何十倍、何百倍になっていきます。

これときどき忘れてしまうなーというか運用フェーズでこういう改修せざるをえないことがみたいなグギギ。他にも「地上300mからの目」「ダイアグラムの空白に注意せよ」などなどいや他にもいろいろ面白い話があります。