ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと
- 作者: 鈴木雄介,Richard Monson-Haefel,長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2009/10/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 17人 クリック: 359回
- この商品を含むブログ (80件) を見る
コードが出てくる本だと勝手に思ってましたがそうではなかった様子。
ちょっと引用、「ソフトウェア/アーキテクチャーが倫理的な意味を持つことを考えよ」から。
たとえば、私が自分の店に看板を付ける場合のことを想像してみてください。地上から1.5mくらいのところに看板を取り付けて、歩行者がかがんだり、よけて通ったりしなければならなくなってもよいと思いますか。私としては、はしごも踏み台も使わずに看板を取り付けられるので楽です。歩道をふさいでしまうわけでもありません。店の前を通るすべての歩行者から2秒ずつを奪う代わりに、私は看板の取り付けにかかる時間を1時間節約することができます。時間がたつにつれて、2秒の迂回をさせられた人たちが費やした時間の総合計は、私が節約した1時間の何十倍、何百倍になっていきます。
これときどき忘れてしまうなーというか運用フェーズでこういう改修せざるをえないことがみたいなグギギ。他にも「地上300mからの目」「ダイアグラムの空白に注意せよ」などなどいや他にもいろいろ面白い話があります。