現場の仕事がバリバリ進む ソフトウェアテスト手法
- 作者: 高橋寿一,湯本剛
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個別のテスト手法の紹介というよりはテストマネージメントより。テスト担当者によってテストの生産性が何十倍も変わる的なことが書いてあって、よくプログラマは能力の差によって生産性が何十倍も違うなんて意見をネットでよく見るけどテスト担当者に関してこゆこと書かれてるのは始めてみた気がするので新鮮であった。そりゃ考えなしにテスト条件の全ての組み合わせ網羅しようとしたら一気に工数膨れ上がるもんな。
あとGood Enough Qualityという考え方。筆者はてーげーソフトウェアといっているが、その定義は
・十分なベネフィットがある
・致命的な問題がない
・ベネフィットは十分既知の問題を凌駕するものである
・その時点において今後の改善、改良が現在より悪い方向に進む場合は行わない
とゆーもの。品質を高めるのにやっきになってテストにコストかけすぎたりリリース遅れたりして商機逃して赤字じゃあ意味ないじゃん的な。もちろん品質おろそかにしていいって行ってるわけではないけど、まああまり部分的に引用しても誤解されそうだ。