増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編

増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編

プロジェクトで開発が進み、バグも徐々に減ってくると残ってくるのはやっかいなバグが多くなり、調査してても再現できないバグなんかだと「マルチスレッドがらみかっ！？」とまるで妖怪かなにかでも扱っているかのような考えが頭をよぎることが多くなって参ります。とゆーわけでここらで少しマルチスレッドに関して改めて勉強しておきたいと思い、積読中であった本書を再び手に取ってみた。

デザパタゆうたらGoFのあれっちうかインターフェースやら抽象クラスやら駆使した設計って印象ちうか同著者の緑のデザパタはまさにそれなんだけど、こちらのマルチスレッド編はどちらかというともちょいベタな実装のテンプレという感じでオブジェクト指向に慣れてない人でも割と読みやすいと思います。
サンプルプログラムの中にはGUIプログラミングやWebサーバの入り口（の入り口？）的なものもあり、マルチスレッドプログラミングに対する敷居を大いに下げてくれるはず。てゆかなんでこんなにわかりやすく書けるの。
正直マルチスレッドプログラミングとかノータッチだたので「メソッドの起動（invocation）と実行（exectuion）の分離」とか「メソッド呼び出しをオブジェクトに変換する」とか目から鱗すぎる。

余談だけど自分はあんま読書速度は速くないのですがそれでも問題意識もって読書してるときはいつもより加速するので良いですね（って速読の基礎ぽいけど）。久々に読んだら楽しみながら読み終えることができますた。