My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド

My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド

My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイド


前から気になりつつも読んでなかったのだがこれまた中古で安くなってたので読んでみた。相変わらず旬でもない本ばっかでサーセンw。
表紙から実録ドキュメンタリーぽくも見えるけど自己啓発とかに近い感じかな。本のサブタイトル通り、オフショア時代のソフトウェア開発者がどうやって自分のスキルを磨き、差別化し、売り込んでいくか……みたいな。
報告できる成果を毎日あげろ、一番の下手くそでいよう、オープンソースに関われ、などなど、結構ブログなどでおなじみの意見。いあそれがダメってんじゃなくてよく売れた本はタネ本としてネタにされるので結果的に既にその考え方に触れていることが多い、って程度で。

筆者が体験したオフショアの現実も興味深い。本国(アメリカ)では「なんでこんなやつがエンジニアやってんだ?」と技術に興味ない同僚に失望し、インドに来たときに「もっと情熱的な人が多い町や会社があるに違いない」と期待を抱いていたら、技術に興味ある人の比率はあまり変わらなかった、というところ。自分も中国から来た人とよく仕事をする機会があるけど、割と似た印象だなー。インドはなんかすごいレベル高いイメージがあったんだけど、この本読んでると案外そうでもない気がしてくるというか、いあインドでも中国でもまあぶっとんだ人はもちろんいるし、気を抜いてたら全然ダメなんだろうけど、めちゃくちゃ太刀打ちできないかっていうとそうでもないのではないかと。技術力だけ比べても意味ないけどね。